粉ミルクの1缶の値段は高いというわけではありませんが、月に何度も買わなくてはならないため金額が大きくなってきます。SNSや口コミ、私自身の実体験から完全ミルクで、1ヶ月に1万円前後かかります。もちろん月齢によって飲む量が違ったり、混合であげていたりする家庭では金額は異なりますが、毎月となると1年間で10万円以上になってしまいます。
そこで目をつけたのが粉ミルク売り場でひときわ安い和光堂の「はいはい」。価格や成分について詳しくみていきましょう!
「はいはい」ってどんな粉ミルク?
「はいはい」の基本情報
商品名:レーベンスミルクはいはい
メーカー:アサヒグループ食品株式会社
ブランド:和光堂
目安月齢:0〜1歳の誕生日頃まで
内容量:810g
希望小売価格:オープン価格1
特徴:母乳に近いタンパク質バランス
和光堂ってどんなメーカー?
和光堂は、日本で最初に小児科を開設した弘田 長 (ひろた つかさ)氏によって創られ、国産初の育児用ミルクやベビーフードを開発しています。品質がお客様にお約束する一番大切な価値との考えから、「ずっと、赤ちゃん品質」をモットーに商品づくりをしている、アサヒグループ食品株式会社が展開するブランドです。
安さの理由とは?
広告宣伝費を抑えている
多くの場合、病院・産院で調乳指導を行なったり、お土産配布などでの宣伝活動などの大規模な広告宣伝を行なっています。しかし、和光堂では母乳育児を推進するためにもそのような広告宣伝活動は行なっていません。そのため、本来広告宣伝活動にかかるはずの経費を”子育て応援プライス”として価格に還元できているようです。

はいはいの特徴
前提として、国内で販売されている粉ミルクは、どれも国が法律で定めた「乳児用調製粉乳たる表示の許可基準2」を満たした商品であるため、基本的にどれを選んでも赤ちゃんに必要な成分と分量はクリアしています。成分の違いは、この基本以外にプラスされたもので、はいはいの場合はより母乳に近づけるための努力が重ねられています。それでは、はいはいの成分の詳細を見てみましょう!
たんぱく質バランス
乳清たんぱくとカゼインの比率を、原料となる牛乳の20:80に対し、母乳に近い60:40に調整されています。カゼインは胃の中で凝固してしまい、赤ちゃんの消化の負担になってしまうため、比率を母乳に近づけることで負担を軽くしています。
DHA・アラキドン酸を配合
これは新生児期の発育に大切な成分であるため、はいはいだけでなく、多くの粉ミルクに配合されています。しかし、はいはいは赤ちゃんのことを考えて母乳に近づけることを重視しているため、DHAとアラキドン酸が母乳に近い2:1の割合で配合されています。
16種のビタミン・ミネラルを配合
他の粉ミルクと同様、赤ちゃんの成長に必要な12種のビタミンと4種のミネラルがバランスよくしっかり配合されています。
12種のビタミン
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、バントテン酸、ビオチン、葉酸
4種のミネラル
亜鉛、カルシウム、鉄、銅
α-ラクトアルブミンの配合強化
α-ラクトアルブミンは母乳に含まれる主要なたんぱく質で、母乳のバランスに近づけるために配合を強化して母乳に近い量にしています。
ガラクトオリゴ糖を配合
母乳にも含まれるガラクトオリゴ糖を配合しています。ガラクトオリゴ糖には、腸内環境を整えて便通を良くしたり、赤ちゃんの免疫力をサポートしたりする効果があります。
実際に使ってみて
溶けやすい!
はいはいは比較的溶けやすいミルクだと感じています。よくある粉ミルクの溶けやすさの検証で◯周回して…というような検証はしていませんが、通常のミルクの作り方でダマになってしまったことはありませんでした。非常に作りやすいミルクだと感じています。
蓋にすりきりがついているけど…
はいはいの蓋にもすりきりがついていて非常に便利です。

しかし、端から端まですりきりがある訳ではないので、たまに気を抜くとこうなる事があります(笑)

これに関しては、少し注意すれば何度もなるものではないのでミルク選びの基準になるほどではないと思いますが、参考までに😄
まとめ:「はいはい」は“安くて安心”を両立できるミルクだった
日本国内で販売している粉ミルクはどれも国の基準を満たした安全な商品です。和光堂のはいはいは、赤ちゃんに必要な栄養バランスを母乳に近づけることに重きを置き、その上で広告宣伝費を抑えて”子育て応援プライス”として価格を安くしているコスパ抜群の粉ミルクです。
この記事でご紹介したはいはいの成分は、はいはいだけに含まれる珍しい物というわけではなく、他のメーカーの粉ミルクにも含まれるものもあります。しかし、言い換えれば価格が抑えられているのに、基本をしっかり抑えた安心して飲めるミルクと言えるのではないでしょうか。この記事が大切な赤ちゃんのためのミルク選びの参考になれば嬉しいです!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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