2025年9月末をもって、楽天ふるさと納税でのポイント還元が終了しました。
これまで「寄付するだけでポイントが貯まる」「買い回りでさらにお得」と人気だった楽天ふるさと納税にとって、大きな変更といえます。
とはいえ、ふるさと納税そのものの仕組みや節税メリットはこれまでと変わりません。
実質2,000円の負担で返礼品がもらえるお得な制度であることに変わりはなく、ポイントがなくなっても上手に活用すれば家計の助けになる制度です。
この記事では、ポイント還元終了後の楽天ふるさと納税の状況と、今後もお得に活用するためのポイントをわかりやすく解説します。
ふるさと納税とは?実質2,000円で返礼品がもらえるお得な制度
ふるさと納税とは、応援したい自治体に寄付をすることで、寄付金の一部が翌年の税金から控除される制度です。
特に「ワンストップ特例制度」を利用すれば、確定申告を行わなくても翌年の住民税から自動的に控除されます。楽天ふるさと納税を利用する方の多くが、このワンストップ特例制度を活用しています。
寄付金のうち2,000円を超えた部分については、翌年の税金が減額される仕組みです。
つまり、実質2,000円の自己負担で全国各地の特産品や日用品などの返礼品を受け取ることができる、とてもお得な制度といえます。
ただし、ふるさと納税には控除上限額があります。年収や家族構成などによって上限は異なるため、寄付をする前に必ず控除上限額シミュレーションを行いましょう。
上限を超えて寄付した分は控除されず、自己負担となってしまう点に注意が必要です。
楽天ふるさと納税の特徴
楽天ふるさと納税は、楽天市場内でふるさと納税ができるサービスです。
寄付の手続きは、普段の楽天市場でのショッピングとほぼ同じ。返礼品をカートに入れて決済するだけで、簡単に寄付が完了します。
ポイント還元終了前の仕組み
以前は、寄付金額に応じて楽天ポイントが貯まるのが大きな魅力でした。
お買い物マラソンやSPU(スーパーポイントアッププログラム)と組み合わせることで、寄付額の数%〜10%以上のポイントを得られることもあり、非常にお得でした。
2025年10月以降の変更点
しかし、2025年9月末をもってポイント還元は終了しました。
そのため、寄付によるポイント付与や還元キャンペーンは今後対象外となり利用できません。
それでも楽天ふるさと納税を使うメリット
- 普段の楽天市場と同じ操作感で寄付ができる
- クレジットカード決済や楽天ペイが利用できる
- 返礼品レビューやランキング機能で比較がしやすい
- 楽天IDに紐づくため、住所入力などの手間が少ない
このように、ポイント還元はなくなったものの、使いやすさ・情報量・決済の安心感といった面では依然として魅力的なサービスです。
ポイントがなくてもお得!ふるさと納税の本来の魅力
楽天ポイント還元は終了しましたが、ふるさと納税そのもののお得さは変わりません。
制度の仕組みを正しく理解すれば、ポイントがなくても家計にしっかりプラスになります。
節税効果はそのまま
ふるさと納税の最大の魅力は、税金の控除が受けられることです。
寄付金のうち2,000円を超えた分が翌年の税金から差し引かれるため、実質2,000円の自己負担で寄付ができます。
寄付を通じて自治体を応援しながら、節税にもつながるという一石二鳥の制度です。
返礼品の価値が高い
返礼品には、ブランド牛やお米、海産物などの特産品をはじめ、日用品や電化製品など幅広いジャンルが揃っています。
実質2,000円の負担でこうした品が受け取れるのは、ふるさと納税ならではです。
家計を支える“お得な買い物”として活用している人も多く、人気の理由となっています。
「節税+返礼品」でお得!
ふるさと納税は、節税効果と返礼品の受け取りという2つのメリットを同時に得られる制度です。
楽天ポイントがなくなっても、税控除と返礼品の価値を合わせれば、十分にお得感があります。
ふるさと納税の注意点|控除を受けるために必ず確認しよう
ふるさと納税はお得な制度ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。
正しい手続きを踏まないと、せっかくの節税メリットを受けられない場合もあるため、以下の点をしっかり確認しておきましょう。
控除上限額を超えると自己負担が増える
ふるさと納税には、年収や家族構成によって決まる控除上限額があります。
この上限を超えて寄付した金額は、控除の対象外となり、すべて自己負担となってしまいます。
寄付前には、必ずシミュレーションサイトで上限額を確認しておくことが大切です。

ワンストップ特例は5自治体まで
確定申告を行わない給与所得者であれば、ワンストップ特例制度を利用することで、書類を郵送するだけで控除を受けることができます。
自治体によっては、マイナンバーカードを使ったオンライン申請にも対応しています。
ただし、この制度を利用できるのは5自治体までです。
6自治体以上に寄付をした場合は、確定申告が必要になるため注意しましょう。
証明書や申請書の提出を忘れると控除されない
寄付後に届く「寄付金受領証明書」や「ワンストップ特例申請書」は、控除を受けるために必要な書類です。
これらの申請、提出を忘れると、税金の控除が適用されません。
寄付が完了したら、申請書の返送や確定申告の準備を早めに行いましょう。
10月以降も活用できる!ふるさと納税の上手な使い方
楽天ポイント還元は終了しましたが、ふるさと納税を上手に活用すれば、今後も家計の節約につながります。
ここでは、10月以降も実践できる効果的な使い方を紹介します。
年末までに計画的に寄付する
ふるさと納税は1月〜12月の1年間が対象期間です。
年末ギリギリに寄付をすると、申請書の提出期限に間に合わないケースもあるため、11月頃までに計画的に寄付するのがおすすめです。
早めに寄付すれば、返礼品も年内に届きやすくなります。
定期便を活用する
毎月または数回に分けて届く定期便タイプの返礼品は、まとめて寄付しやすく、管理も簡単です。
お米や野菜、果物などを定期便にすれば、長期的に家計を助けてくれます。
楽天市場の操作性を活かす
楽天ふるさと納税は、楽天市場で買い物をする感覚で返礼品(寄付先)を探せるのが大きな魅力です。
検索や比較、レビューの閲覧など、普段のショッピングと同じ操作感で利用できます。
返礼品の内容や口コミを参考にしながら、自分にぴったりの寄付先を見つけられるのも、楽天ならではの強みです。
まとめ
2025年9月末で楽天ポイント還元は終了しましたが、ふるさと納税そのものの節税効果や返礼品の魅力は変わりません。
制度の仕組みを正しく理解し、上限額や申請方法に注意すれば、実質2,000円の自己負担で全国の特産品を楽しめるお得な仕組みとして活用できます。
さらに、楽天市場の使いやすい操作性を活かせば、レビューを参考にしながら自分に合った寄付先をスムーズに見つけられるのも魅力です。
ポイントがなくなっても、「節税+返礼品+応援」の三拍子そろったふるさと納税は、これからも家計にうれしい制度として活用していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!参考にしていただけたら嬉しいです!

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