出産を控えた奥さんを前にして、「育休を取った方がいいのかな?でも仕事に迷惑がかかるし…」と悩んでいるパパは多いのではないでしょうか。
私の場合は、幸いにも職場が育休を取りやすい雰囲気だったこともあり、約半年間の育休を取得しました。実際に経験してみると、想像以上に育休の大切さを実感し、さらにはパパにとってのメリットにも気づきました。
今回は、その体験をもとに「育休を取得するべき理由3選」としてご紹介します。
産後の女性の体は交通事故にあったような状態
出産を終えた女性の体は、男性の想像以上に大きなダメージを受けています。医師の中には「全治数か月の交通事故に遭ったような状態」と表現する方もいるほどです。
しかし赤ちゃんは待ってくれません。授乳やおむつ替え、寝かしつけなど、休む暇なく育児が始まります。
もしこの時期に夫が仕事に出てしまい、家事や育児を妻ひとりに任せていたら…
体の回復は遅れ、精神的にもかなり追い込まれてしまうことは容易に想像できます。
実際に育休を取ってみて、家事を協力すること、育児を一緒に担うことがどれほど大切かを痛感しました。ママが少しでも体を休められるようにサポートすることは、母子の健康を守るために欠かせないと、育休を通して強く感じました。
赤ちゃんとの貴重な時間は一生に一度
赤ちゃんは生まれてからの数か月で驚くほど成長します。昨日までできなかったことが、翌日には突然できるようになっていたりします。
私自身、育休を取ったことで「はじめて笑った瞬間」や「はじめて寝返りができた瞬間」など、たくさんの“はじめて”に立ち会うことができました。
もし育休があまり取れずに仕事をしていたら、これらの瞬間を見逃していたと思います。
この時期に一緒に過ごせるかどうかは、自分自身の価値観にも大きく影響すると思います。私にとって、この育休は父親としての自覚を強めてくれる貴重な機会にもなりました。
パパ自身の心身を守るため
新生児の夜泣きは、想像以上にきついものです。
夜中に何度も起きたり、なかなか寝てくれなかったりで、まとまった睡眠はほとんど取れません。
もしこの状態で毎日仕事に行けば、集中力は落ち、良いパフォーマンスを発揮できないのは明らかです。さらに寝不足が続けば、体調を崩したり、最悪の場合は寝坊で信頼を失ってしまうリスクもあります。
私自身、育休を取ったことで仕事の心配をせずに家族と向き合えました。その結果、自分の心身を守りながら、無理なく赤ちゃんと向き合い、妻と協力して育児を楽しむ心の余裕を生むことができました。
育休は「家族のため」でもあり、「自分のため」でもある。
そう実感できたことも、育休を取って良かったと感じる大きな理由のひとつです。
まとめ
育休を取るべき理由として、
- 産後のママの体を守ること
- 赤ちゃんとのかけがえのない時間を一緒に過ごすこと
- そしてパパ自身の心身を守ること
この3つを実体験からお伝えしました。
もちろん、職場の雰囲気や上司・同僚の理解度によっては「取りにくい」と感じる方もまだまだ多いと思います。私自身も育休前は「迷惑をかけるのではないか」という不安がありました。
それでも実際に育休を取ってみて感じるのは、取らなければ絶対に得られなかった経験があるということです。
妻のサポートや赤ちゃんとの時間、そして自分自身の健康や心の余裕
どれも今後の人生の大きな財産になると思います。育休は「家族のため」だけでなく、「自分のため」でもあります。
もし少しでも迷っている方がいたら、人生は一度しかありません。ぜひ勇気を出して育休をとってみてください。
「育休を取ってよかった」と心から思えるはずです。
1人でも育休の取得を迷っている方の後押しになれば嬉しいです。また、育休中のお金についても書いています。ぜひご覧ください。
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